※この記事は2019年9月発行のHippo-Works より掲載しています。
ペット・獣医業界におけるセミナーや学会は、一般企業でいうところの社外研修のようなものです。
これらに参加するメリットは、学校では得られない知識を集めたり、あるいは人と人とのつながりを作ったりできることですが、そもそもセミナーや学会とはどういったものなのでしょうか?
本特集では、セミナーや学会へ参加する前に知っておきたいことをご紹介していきます。
学会などの各団体が開催する学術集会では、さまざまな分野のセミナーが実施されるため、1日あたり数千円~3万円程度でたくさんのセミナーを聴講することができます。
多くの場合、学生に対しては特別価格が設定されています。以下に、国内で開催される代表的な学術集会を紹介します。
【動物臨床医学会年次大会】
公益財団法人 動物臨床医学研究所が主催する学術集会です。 毎年11月頃に大阪で開催されます。獣医総合臨床認定医制度を設けており、大会への参加と講演の受講によるポイントの累積で認定を受けることができます。
【日本臨床獣医学フォーラム年次大会】
一般社団法人 日本臨床獣医学フォーラム(JBVP;Japanese Board of Veterinary Practitioners)が主催する学術集会です。
毎年9月頃に東京で開催される年次大会のほかに、北海道、東北、名古屋、京都、九州でも地区大会を開催しています。
【WEST JAPAN VETERINARY FORUM(WJVF)】
JBVPと公益社団法人 日本動物病院福祉協会(JAHA;Japanese Animal Hospital Association)の合同開催による学術集会です。毎年7月頃に大阪で開催されます。
【日本獣医内科学アカデミー学術大会】
一般社団法人 日本獣医内科学アカデミー(JCVIM;Japanese Colledge of Veterinary Internal Medicine)が主催する学術大会で、毎年2月頃に東京で開催されます。
実行組織は大学に所属する獣医師により構成されていることから、その名のとおりアカデミックな色合いが強いことが特徴です。
【日本獣医麻酔外科学会・日本獣医循環器学会・日本獣医画像診断学会 合同学会】
日本獣医麻酔外科学会・日本獣医循環器学会・日本獣医画像診断学会の3つの学会が合同して開催する学術集会で、専門性に富んだ内容であることが特徴です。
春季(6月頃)と秋季(12月または1月)の2回開催しています。
【日本獣医学会学術集会】
日本獣医学会が毎年9月頃に開催する学術集会で、会場は全国各地を巡回します。
公衆衛生や畜産分野に関する講演も多くみられ、獣医学全般の内容を聴講することができます。
※2019年9月現在
■第一回:学会って何だろう?
https://news.hippos.co.jp/detail/10122/
■第二回:学会って何だろう?
https://news.hippos.co.jp/detail/10123/
■第三回:セミナーの形式
https://news.hippos.co.jp/detail/10124/
■第四回:セミナー参加時の服装
https://news.hippos.co.jp/detail/10125/