動物病院で働く前には必ず現場の見学や実習が必要です。行きたい動物病院を見つけたら早速行動!
本特集では、先輩獣医師から聞いた病院見学・実習のワンポイントをお伝えします♪
ホームページで診療時間を確認。求人情報ページの内容もよく見てから電話をかけましょう。
【Point】 午前や午後の診療開始後の忙しい時間は避ける!
【Point】 明るい声でハキハキと!声色だけでも印象はぐっと変わる!
飼い主様への印象が第一の動物病院は電話対応や接客も仕事の一つです。『なんだか暗そうな感じの声の子だったなあ』と思われないよう、一緒に働きたいと思ってもらえる印象づくりを心がけましょう。
■電話で確認することリスト
院長先生や採用担当の方に確認することは以下の内容です。
□日時を決める
自分の都合の良い日時候補を伝えましょう(平均で3日間ほど、実習する人が多いようです)。
大規模な病院では実習受入日が決まっていることもあります。初日は何時にどこに行けばいいかも必ず確認!
□持ち物を確認する
スクラブまたは白衣や内履き等、必要なものがないか確認。
もし、内履きをと言われた場合、きれいめのスニーカーを準備。
□交通手段を伝える
「○○に住んでいるので○○駅までから歩いて伺います」
「○○に住んでいるので自転車で伺いたいのですが、停める場所はありますか?」等
経路や交通手段を伝えると丁寧です。
■いざ電話!
「○○大学獣医学部の樺島花子です。実習をお願いしたくご連絡しました。
ただいまご担当者様はお手すきでしょうか?」
■もしそのとき、担当者が不在と言われてしまったら?かけ直すときは?
相手の都合を確認して、指定された時間にかけ直しましょう。かけなおした際に再び同じ方が電話に出るとは限りません。はじめのように大学名から名乗ります。
担当の方と無事に会話することができたら、日時や持ち物等を確認し、当日までに備えましょう。
【Point】 スクラブや白衣にアイロンをかける。行く時の服装もカジュアルすぎないようにしよう。
病院ごとにも内容は異なりますが、診療室の内側で実際の症例について教えていただいたり、診察の手順等を見学したりすることになります。簡単な流れと内定に繋がるワンポイントをお伝えします♪
■診察やバックヤードの見学
診療の流れ、症例の内容、飼い主様のちょっとしたお悩み、質問に対しての先生の返答、看護師さんへの指示等、気になるところは盛りだくさんです。場合によっては処置の保定を手伝うことも。
【Point】 見学ではメモをとる!
ただ見ているだけではせっかくの見学・実習もあっという間に終わってしまいます。
あとで復習ができるように気になる事はメモをとりましょう。
■休診時間には掃除の手伝い・オペの見学
午前の診療が終わると休診中にはオペや午後に向けての清掃作業を実施する病院がほとんどです。病院によってはオペ見学が可能なところも。見学が難しかったとしても清掃作業やできることが無いかを常に探しましょう。
【Point】 「何かできることありますか?」の一言をかける!
先生も看護師さんもずっと忙しそうで何をすればいいかわからないと困ってしまいますよね。動物病院の仕事は、ちょっとした気づかいが大事です。掃除や洗濯、消毒作業等も積極的に声掛けすることができると、意欲的な印象が残ります。
■最終日は
実習の最終日には、必ずスタッフ全員に対面で御礼の言葉をかけていきましょう。
また、その時点で就職希望を聞かれることもあります。ここで働きたいと決めた病院には院長先生や採用担当の方へ意思を伝えるために時間をとっていただきましょう。
実習が終わり、就職希望の動物病院とも巡りあえたら、ここでもぜひ実践したいポイントがあります。
【Point】 就職意思のある動物病院へは御礼状を!
御礼状は義務ではありません。ですが、実習の御礼と就職希望について再度意思を伝えることで、とても丁寧な印象になります。
夏にかけて就職先を探す学生さんが増えていきます。自分が働きたい動物病院に出会えることを編集部一同祈っています!
(Hippo-Works編集部)